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セブンシックス・ノート

第3回 ユーザーが求めるものは何か

成果を上げるホームページは、ユーザーが抱える問題を解決するための道筋を示す。

与えることこそ、すべて

「恋は求めるもので、愛は与えるもの」

以前テレビでどこの誰かが言ったセリフをふと思い出す。Love is all you need…愛こそはすべて。ジョンが言うとおり、ホームページにもユーザーへの愛は欠かせない。

では、ホームページにとっての愛とはなんだろう。

冒頭のセリフをホームページ流にアレンジすると「ユーザーは求めるもので、ホームページは与えるもの」になる。なるほど、なかなか的を射ている。

自分たちが与えたいものではなく、ユーザーが求めているものを与える。それが、ホームページの成果を高めるのは事実だ。そして、そのためには、ユーザーを理解することが欠かせない。

ユーザーの目的を考える

考えてみてほしい。企業やお店がホームページを作る目的があるのと同じで、ユーザーにはホームページにアクセスする目的がある。

「ドリルを売るなら穴を売れ」という有名なマーケティングの格言がある。お客さんは穴を開けるためにドリルを買うのであってドリルそのものが欲しいわけではない、という意味だ。ユーザーの目的について考えるとき、この言葉が役に立つ。

ユーザーは、いつも様々な問題を抱えている。そして、それを解決するためにインターネットを使っている。あなたのホームページに訪れるのは、問題を解決するためであって、それ以上でもそれ以下でもない。

解決できる問題は何か

自分たちのサービスや商品が、ユーザーのどんな問題を解決できるか考えてみよう。

整体だったら、「腰痛とか肩こりを改善したい」というユーザーの問題を解決できる。他にも「スタイルを良くしたい」とか「都会の喧騒を離れてリラックスしたい」などの問題も解決できそうだ。あなたのビジネスに詳しいあなたなら、きっと色々と思い当たるだろう。過去にあなたのサービスや製品を購入している人に聞いてみてもいい。

以前、オムツカバーの会社が同じ素材で水泳帽を作ったなんて話をテレビで見かけたことがある。もしかしたら、あなたが気付いていないだけで、ユーザーにとって重要な問題が他にもあるかもしれない。

解決できる問題が分かれば、狙うべきユーザーが見えてくる。

ユーザーにゴールを示す

そして狙うべきユーザーにゴールを示そう。「あなたの抱える問題はこうすれば解決できます」と。

単にサービスや商品を並べただけのホームページはとても多い。しかしそれでは、新しく見込客を獲得するには弱い。なぜなら、ユーザーに問題解決への道筋を示していないからだ。

ホームページにとってのゴールが「資料請求してもらう」ことなら、ユーザーに「資料請求すれば問題が解決できる」ことをきちんと伝えよう。ゴールが示されれば、ユーザーは自分の足で歩き出す。

もちろん、簡単ではない。競合との比較だって避けられない。それでも、ユーザーが進むべき方向を知っていれば、障害をひとつひとつ取り除くことができる。目的地はすぐそこだ。

ユーザーにゴールを示す。当たり前のことだが、これが成果を大きく左右する。

前田 大地

Designer / Developer

前田 大地

沼津高専中退。デザイン会社、システム開発会社を経てセブンシックスを設立。マーケティング、デザイン、テクノロジーに精通するオールラウンダーとして、県内の中小企業に向けた戦略型ホームページ制作を開始。一方で、都内代理店からの要請で大企業案件にも多数参加。企業が本当に必要とするホームページ制作とは何か、を日々探求している。

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