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【HP制作の疑問】みんなが言う、ホームページの「更新」って何?

前田 北斗

セブンシックスの北斗です。

「ホームページの更新」という言葉。
よく意味がわからないまま使っていませんか?

ホームページの更新を任されている企業の担当さまや、これからホームページを持ちたいと思っている経営者さまに知っていただきたい、「ホームページの更新」の本当の意味と具体的な方法について、ご説明したいと思います。

そもそも更新って何?

ホームページの更新とは、『ホームページの情報を追加、変更すること』です。

イメージしやすいように、いくつか例を挙げてみます。

  • イベント開催情報を追加する。
  • 会社の代表が変わったので、会社概要を変更する。
  • お客さまの声を追加する。
  • ユーザーにもっと伝わる文章へ変更する。
  • 新サービスの提供にともない、新たにページを追加する。
  • ホームページのデザインが古いので、まるまる新しくする。

全部でも一部でも、ホームページの情報を追加・変更する行為は、全てひっくるめて「ホームページの更新」と呼ばれます。

似た言葉で、「修正」「改善」「リニューアル」などがありますが、どれも「更新」の一種です。
目的別に言葉を使い分けているだけです。

ホームページの更新は、中小企業のウェブ担当者にとっては大変だと思います。
制作会社に頼めばお金がかかるし、やり取りが面倒…
自分でやれば膨大な時間がかかるし、やる意味があるのか疑問に思う…

でも、更新が必要な理由を知ると、そのマイナスな気持ちが変わるかもしれませんよ。

なぜ、ホームページは更新が必要なのか。

私が考える、ホームページを更新する3つの理由をご説明します。

1.ユーザーに正しい情報を届ける。

ユーザー(ホームページの訪問者)は目的をもって、あなたのホームページを訪れます。
でも、正しい情報が掲載されていないのでは、オフィシャルサイトでありながら、ユーザーに嘘の情報を与えてしまいます。

3年前に発売した商品を、新発売!としたまま放置していたり、現在募集しているか疑わしい求人案内がずっと掲載されていたり、誤字脱字が目立ったり。
当然、ユーザーは不信感を抱き、あなたの会社が提供するサービスに興味を持ちません。

情報を届けるために開設したホームページで、間違った情報を発信し続けるようでは本末転倒です。

企業の信頼を傷つけないためにも、正しい情報をユーザーに届けましょう。

2.ユーザーに有益な情報を届ける。

ユーザーは、自分にとって有益な情報を求めています。
そして、自分に有益な情報がないとわかると、たちまちホームページから離脱してしまいます。

あなたのホームページを訪れるユーザーが、どんな情報を有益と感じてくれるのか考え、ピンポイントで発信することが大切です。

簡単ですが、例を紹介します。

  • 自宅新築のハウスメーカー選びで悩んでいる方に、週末に行う住宅完成見学会を案内する。
  • 子どもが家から通える塾を探している親に、無料の体験入塾を案内する。
  • キャンピングカー購入に踏み切れない男性へ、燃費や維持費、修理費など出費がどのくらいになるか知ってもらう。

ユーザーが求める情報は、年齢や性別、時期、流行、嗜好などによって変化します。
旬な情報を届けることも大切ですし、もっとユーザーに伝わるように写真や文章を変えることも大切です。

ユーザーが求める有益な情報を発信し続けるためには、ホームページの更新が欠かせません。

3.ホームページの目標を達成する。

お店に来店してもらうとか、お問い合わせをしてもらうとか、資料請求をしてもらうとか、ホームページには最終的なゴールがあります。

ユーザーから信頼してもらい、疑問や不安を解決し、他社には無い魅力を感じてもらい、最終的にそのゴールへ導くことがホームページの目標です。

ホームページの更新は、「より多くのユーザーをゴールへ導くための改善作業」と言い換えてもよいのかもしれません。

どんな情報を発信すれば、ユーザーがホームページにアクセスしてくれるのか。
どんな伝え方をすれば、ゴールへたどり着くユーザーが増えそうか。
自社のサービスを通して、ユーザーが本当に手にしたいものは何なのか。

すぐに結果が出ず、時間がかかる場合もありますが、目標達成を見据えた更新をしていきましょう。

具体的に、何をすればいいの?

ホームページの更新は、自分でできるものと制作会社に依頼すべきものに分かれます。
具体的に、何をすればよいのか代表的なものをご紹介します。

ブログを書く

「ホームページの更新=ブログの更新」だと思っている人がいるくらい、代表的な更新方法です。

ブログと言っても、自分の日常生活や思ったことを、ただ書くような使い方はしません。
ユーザーにとって有益な情報を、絶えず発信するのがブログです。

ランチでラーメンを食べたとか、カマキリを捕まえたとか、そういう内容は個人のSNSでやってください。
たまにそういう内容を書くのはありですが。

ブログの最大の強みは、「狭く鋭い情報を発信できる」ことです。
2日間だけ行う住宅相談会開催の告知、母の日に送りたいセンスの良い花とその花言葉、時間の無い主婦へ送るアイデア満載のキッチングッズの情報など、ユーザーが知りたいことやユーザーに伝えたいことをピンポイントで発信できます。
誰に向けて情報を発信しているのか、きちんと考えながら書きましょう。

ブログを起点としてユーザーとの接点を作り、ホームページへの集客やサービスの利用につなげる。
これこそ、ブログの醍醐味です。

ただ、記事を書くのはめちゃめちゃ大変です。
中身の詰まった記事を書こうと思うと、週1本書くのもしんどいはず。
ブログへのモチベーションを維持することは、課題になりそうですね。

ブログを更新しよう

  • 狭く鋭い情報を発信する。
  • ユーザーとの接点を作り、ホームページへの集客につなげる。
  • 誰に向けて書いているかをきちんと意識しよう。

コンテンツを追加する

ホームページの中には、情報の追加を前提として作るコンテンツがあります。
お客さまの声、施工事例、よくあるご質問、スタッフ紹介などがそうですね。

ユーザーが知りたいのは、現在のあなたの企業です。

例えば、3年前の施工事例を見てもユーザーの疑問は解決しません。
直近の施工事例を見て、この企業を選ぶかどうか判断したいわけです。

ユーザーの要望を満たすために、コンテンツを追加して情報を発信しましょう。
結果として、それが成果につながります。

どんなコンテンツがあなたの企業ホームページに必要かは、しっかり考えて作る必要がありますね。

コンテンツを追加しよう

  • ユーザーが知りたいのはあなたの企業の現在。
  • そもそも、ユーザーは詳しく知りたいから、あなたのホームページを訪れている。
  • 追加可能なコンテンツは、古い情報しかないと逆にマイナスイメージを与える。

見出しや本文を改善する

ホームページは文字と画像の集合体です。
文章の良し悪しでホームページの価値が決まると言っても過言ではありません。

ホームページからの問合せが思うように伸びない、資料請求の件数が少ないなど、ホームページの目標が達成できていない場合は、見出しや文章を見直しましょう。

ユーザーに伝わる文章か。
ユーザーにとってのメリットが明確か。
語りかける相手が間違っていないか。
ユーザーに好きになってもらえそうか。

よく考えて、ユーザーのハートに届くよう文章を作りましょう。

時には、改善ではなく改悪にある場合もあると思います。
しかし、そうやって正解を目指してホームページを更新していくことが、極めて重要です。

時にはお客さまのことをよく知る営業担当者の力を借りながら、時にはホームページ制作のプロの力を借りながら、見出しや文章をより良いものにしていきましょう。

見出しや本文を改善しよう

  • ホームページは文章で決まる。
  • 見出しや本文が、ユーザーにきちんと届いているか検証しよう。
  • 成功と失敗を繰り返しながら、文章の質を高める。
  • 正解に近づくためには、周囲の人の力を借りるのも必要

その他

技術的な面で、制作会社に依頼しないとできないが多々あります。

  • 新たにページを追加する。
  • 不必要なページを削除する。
  • サイト全体の導線を見直す。
  • ユーザーにもっと伝わるデザインへ変更する。
  • ホームページをまるごとリニューアルする。

このような場合は、信頼できる制作会社に依頼しましょう。

ホームページを開設して実際に使ってみると、色々と穴が見つかることがあります。
使い勝手が悪かったり、1つのページに情報を詰め込みすぎてたり、見た目はいいけど中身が薄かったり。

頻繁に更新を必要とする部分ではないと思いますが、それらの問題点に気付いて行動を起こせるかが大切です。

サイト更新をもっと身近にするCMS

ホームページの更新がもっと手軽にできたらいいのに、と思っていませんか?

そんな方におすすめしたいのが、「CMS」というシステムです。

SNSを利用している方はわかると思いますが、アカウントごとに管理画面がありますよね。
そこから記事を投稿したり、アカウントの設定をしたりすると思います。

その仕組みをホームページで実現したのがCMSだと思ってください。

ブログの投稿や、コンテンツの追加、文章の変更まで、CMSの管理画面から簡単に行うことができます。
webに詳しくない方も、使い方さえわかれば十分使いこなすことができるでしょう。

自社でホームページを更新できる仕組みがあれば、ユーザーを意識した更新が手軽にでき、成果につながりやすいはず。
制作会社に頼りっぱなしではなく、自社にノウハウが蓄積されることもCMS導入の強みです。

ぜひこの機会に、ホームページをどうしたいのかを改めて考えてみてください。
CMS導入は検討する価値が十分あると思いますよ。

成果を出すために行うのが、ホームページの更新だ!

「なぜ更新が必要か」が理解できると、義務感から開放され、モチベーションは高まり、やるべきことが明確になります。

あなたのやる気次第で、ホームページは良くも悪くも変わります。
はじめは手探り状態で、不安に感じることも多いと思いますが、その一歩を踏み出すことが大切です。

ユーザーから求められるホームページを目指して、更新を頑張りましょう。

あなたのホームページが活躍し、成果につながることを祈っています。

Web Director / Photographer

前田 北斗

金融機関の融資担当として10年にわたり第一線で活躍。その後、セブンシックスに加入。洞察力、分析力を軸としたWebコンサルティングを得意とし、リサーチや戦略策定、情報設計を担当する。クライアントと向き合うことを信条とし、ウェブ担当者の育成にも力を注いでいる。また写真家としての一面を持ち、カメラ講座の講師も務めた。大の猫好き。

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