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餅つきをするために餅米を買ったら完成した未来の姿で届いた話

前田 大地

前田 大地

日常

毎年、セブンシックスでは年末に、本物の杵と臼とで餅をついている。本音を言えば筋肉痛にもなるし準備や片づけも面倒なのだが、令和の時代に餅つきなんて「粋」な体験だと思わないかい。何より、杵でついた餅は、市販のものに比べて段違いに美味しいのだ。風情もある。1年の最後に1回、杵でついた美味しい餅を食べる。こんな世の中だからこそ、ポイズン、手間をかけることに価値があるんじゃないかって思うのさ。使い古された陳腐な表現をさせてもらうと、お金では買えないささやかな幸せってやつだ。そんなわけで、今年も開催時期が近くなったので餅米をネットで注文した。もちろん電子マネー決済で。

数日後、荷物が届いた。餅米だ。

しかし、数が足りない。8kg注文したにもかかわらず、箱の中身は4kgしかなかった。うろたえる私。商品の発送元に電話をかけてみると、どうやら発送に手違いがあったようだ。な、なあに、このくらいのトラブルはどうってことない。障害が多ければ多いほど、つきたての餅を食べたときの感動が増えるってもんだ。先方もすぐに不足分を送ってくれるというので、私はとびきりのスマイルで電話を切った。

翌日、再び荷物が届いた。

箱を開けてみると、注文した商品とは別に、なんと発送ミスのおわびの品が入っているではないか。あいつ、味な真似してくれるぜ。自然と笑みがこぼれる。

……いや、しかし、ちょっと待て。その袋に「杵つき餅」と書かれているぞ、おい。ま、まさか、これは、まさしく、私がこれから年末に本物の杵と臼で作ろうと意気込んでいた例のアレの完成した未来の姿ではないのか。いくらなんでも、それだけはやっちゃいけないよ。購入した餅米と同じ品種を100%使用した、つきたての餅。市販のものに比べて段違いに美味しいやら、風情があるやら、1年の最後に1回だけ食べるのがささやかな幸せとかなんちゃらで有名な、あの、つきたての餅である、ポイズン。

宇宙の 法則が 乱れる!

そこからの記憶は曖昧ですが、餅は、お雑煮にして食べました。とても美味しかったです。

前田 大地

Developer / Designer

前田 大地

沼津高専中退。デザイン会社、システム開発会社を経てセブンシックスを設立。マーケティング、デザイン、テクノロジーに精通するオールラウンダーとして、県内の中小企業に向けた戦略型ホームページ制作を開始。一方で、都内の広告代理店からの要請で大企業案件にも多数参加。企業が本当に必要とするホームページ制作とは何か、を日々探求している。

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