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【HP制作の疑問】ここが落とし穴!ホームページ制作の失敗を回避する方法

前田 北斗

セブンシックスの北斗です。

ホームページを作る前って夢が膨らみますよね。
「とにかくカッコ良くておしゃれなホームページにしたいな」
「トップページは動画を使って動きをつけたらどうだろう」
「他の会社がやっていないような、一風変わった内容を用意しよう」
「ウチの会社のすごいところを猛アピールするのだ」

でも、ちょっと待ってください!
その勢いでホームページ制作を始めると、おそらく失敗してしまいます。きちんと考えて作らないと、ホームページで成果は上がりません。

今回は、ホームページ制作で陥りやすい過ちや、失敗を回避する方法について説明してきます。
これからホームページ制作を検討している方、必見です!

そもそも、ホームページ制作における失敗とは何か

ホームページ制作については数多くの失敗例があり、その種類も多岐に渡ります。

選んだ制作会社の対応が悪い、デザインがかっこ悪い、ブログが書きにくい、料金が高い、検索順位があがらない、問い合わせが来ない。。。
色々な失敗がある中で、1番の失敗とはなんでしょうか。

それは、「一切利益をもたらさない」です。

もう少し噛み砕くと、ホームページを作る前と後で、売上や集客、問い合わせなどの変化が一切何もないというのが最大の失敗です。

例えば、友人から「ホームページ見たよ。すごくオシャレじゃん!」と褒められても、売上や集客、問い合わせなどの変化が何もなければ決して成功とは言えません。友人に褒めてもらうためにホームページを作ったわけじゃありませんからね。

そうならないために、あなたは失敗しない方法を理解しなければいけません。

どうして多くの人が失敗してしまうのか

残念なことにいまだに多くのホームページが失敗に終わっています。なんの成果も上がらないホームページがただ存在しているだけ、なんてあまりに悲しいですよね。
しかし、なぜ多くの人が失敗してしまうのでしょうか?
失敗してしまう主な原因は2つあります。

1.自分の好みで判断してしまう

ホームページを作っているとデザインや文章に迷うことが多々あります。どちらにしようか選ぶ時、好みが影響してしまいがちです。つまり、「こっちの方がなんとなく好き」という選び方をしてしまうんです。

利益を生むためにホームページを作るわけですから、「どちらの方が成果に結びつきそうか」で判断すべきですよね。
でもいざデザインを作り始めると、こっちの色のほうが好きだとか、こっちの方がオシャレだとか、成果と関係ない部分で判断してしまいがちです。

もちろん、企業のテーマカラーがあったり、企業コンセプトにあったデザインを選ぶことはとても大事ですが、あくまでも判断の根本は、「成果に結びつきそうか」に置きましょう。

2.誰のためのホームページかを忘れてしまう

ホームページはユーザーのために作るものです。なぜなら、そのホームページを利用する人は経営者ではなくユーザーだからです。
しかし、いざホームページ制作が始まるとそれを忘れてしまいがちです。ユーザーそっちのけで、自己満足のために作ってしまっては本末転倒ですよね。

「私が載せたいからホームページに載せる」のではなく、「ユーザーが必要とする情報だからホームページに載せる」が正しい判断です。

一方的に言いたいことを発信しても、インターネット上のユーザーは受け取ってくれません。もちろん、そういうサイトは必然的に成果が上がりません。

迷った時は「ユーザーが必要としているか」を判断の根拠にしましょう。

簡単確実!失敗を回避する方法

ここまで説明してきたことを踏まえて、失敗を回避するテクニックと心構えについて話したいと思います。
失敗を回避する方法を3つにまとめました。

1.誰に向けてホームページを作るか、文字にして残そう

ホームページ制作では、ときに迷子になってしまいます。
あれも載せたいこれも載せたいになったり、どんな内容にしたらいいかわからなくなったり。制作の途中で、判断に迷う局面に何度も出くわします。

そんな時に、「誰に向けてホームページを作るか」がはっきりしているとそのモヤモヤ迷宮から抜け出せます。

例えば、居酒屋さんがホームページを作るとしたらこんな感じになります。

「食べログやぐるなびを見てお店に興味を持った人の中で、もっと詳しい情報を知りたい人はホームページを訪ねてくだろう。特にビジネスマンが接待などで店を予約する時は、絶対に失敗できないからなおさらだ。ビジネスマンをメインターゲットに、接待で利用する際の不安を事前に解消できて、安心して予約できるようなホームページを作ろう。」

相手が決まっていなければ、ハートを射止めるラブレターは書けません。
迷った時の判断基準として、また自分自身がブレないためにも、誰に向けてホームページを作るのか文字にして残しましょう

2.ただやりたいだけ、は絶対NG

せっかくホームページを作るんです。やりたいこともたくさんあると思います。
画面をスクロールしたら背景が動く演出とか、プロモーションムービーを流すとか、文字を少なくしてスマートに見せたいとか。。。

でも考えて下さい。
それって、誰のためにやるのですか?
それって、見る人に必要とされてますか?

ホームページは「利益につなげるためのツール」です。来店客を増やしたり、資料請求を受け付けたり、求人を募集したり。すべてのベクトルはそこに向かわなくてはなりません。

本当はやりたいだけなのに、色んな理由をつけて正当化する人もいるので気をつけましょう。
そんな人にはなっちゃだめですよ。。。

ホームページを見る人(ユーザー)を置き去りにすると、成功は遠のくばかりです。言いたいだけ、やりたいだけの一方的な発信にならないように注意してください

3.自分にできないことは、無理せずプロの力を借りよう

ホームページは文章と写真(動画)の集合体です。つまり、文章と写真(動画)はホームページの「命」です

相手に伝わる文章を書くのが苦手だったり、意図した写真を取るのが苦手な人はプロの力を借りましょう。その分費用はかかりますが、「一切利益をもたらさない」ホームページになってしまっては元も子もありません。

しかしながら、制作会社によってその実力に差があるのも確かです。過去の実績や成果、相談したときの受け答えなどから判断して、信頼できる制作会社を選んでくださいね。

ちょっとした考え方の差で、成果に大きな差が出る

作り手目線ではなく、使い手目線で作る。
ものすごく当たり前のことですが、これを忘れずに作り切ることがホームページ制作で失敗しないための極意です。

今回のおさらい

  • ホームページにおける最大の失敗は「一切利益をもたらさない」こと
  • 自分の好き嫌いで判断すると、ろくなことにならない
  • ホームページを見るのは、あなたではなくユーザー
  • 誰に向けてホームページを作るか、ちゃんと文字にして残そう
  • ただやりたいだけ、は絶対NG
  • 自分にできないことは、無理せずプロの力を借りよう

ほんの少し考え方を変えるだけで、ホームページは劇的に良くなります。せっかく作るホームページが失敗に終わらないよう、頑張ってくださいね。

ウェブ初心者の方、経営者さま、企業のウェブ担当者さまに向けてこれからも情報を発信していきます。
「初めての方」にもわかるよう、ホームページ制作についての疑問にお答えしていきますので、ぜひこれからもご覧ください。

Web Director / Photographer

前田 北斗

金融機関の融資担当として10年にわたり第一線で活躍。その後、セブンシックスに加入。洞察力、分析力を軸としたWebコンサルティングを得意とし、リサーチや戦略策定、情報設計を担当する。クライアントと向き合うことを信条とし、ウェブ担当者の育成にも力を注いでいる。また写真家としての一面を持ち、カメラ講座の講師も務めた。大の猫好き。

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