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採用目的のWebサイトで実際に成果を上げている私たちの所感

戦略

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セブンシックスのダイチです。2018年、求人倍率が高く、採用したい企業側が苦戦しています。ハローワークや求人誌、求人サイト、就職フェアなどで一生懸命募集しているのに、まったく人材が集まらないと嘆く企業も多いのではないでしょうか。

事実、セブンシックスでも求人を念頭においたWebサイト制作のご相談が増えています。話を聞いてみると、「1年間で応募ゼロ」なんてケースもざらです。いくら採用広告を出しても効果がないので、最後に行き着いたのが「企業サイトの新規制作・リニューアル」というワケです。

これまでセブンシックスは、採用目的のWebサイトをちょこちょこ制作してきましたが、ほとんどの企業で成果を実感していただいています。どうしても業種によって差はありますが、半年で10人採用した事例もあります。地方の中小企業でこの数字は、我ながら非常に優秀なんじゃないかと思います。

成果が出ているからといって、特別なことをしているワケではありません。採用サイトも、そのほかのサイトも、私たちがやることはいつでも同じです。「考えて、作る」。

今回は、そんな私たちが採用サイトを試行錯誤する中での気付きや、考え方など、私が言いたいことを思うままつらつらと書いていきます。

なぜWebサイトが必要になるのか

セブンシックスに制作を依頼してくる企業は、Webサイトを持っていないか、持っていても古い場合が多いです。もともとWebサイトがなくてもあまり困らない企業はたくさん存在します。例えば、取引先が固定されている製造業の場合、業務上Webサイトが全く必要ないことすらあります。でも、そのせいで、求職者がインターネットで調べても参考になる情報を得られない、なんて状況になっているのです。

今はほとんどの企業がWebサイトを持っている時代です。当然、求職者は応募前に企業サイトをチェックします。彼らからすれば、求人広告の内容だけでは判断材料として決め手に欠けます。情報量も限られていますしね。いざ応募したらブラック企業でした、なんて事態を回避するために、少しでも多くの材料が欲しいのです。

  1. 求職者が求人広告を見て興味を持つ
  2. 応募前に企業サイトをチェック
  3. サイトが見つからない
  4. スルーして次の企業を調べる

少し極端かもしれませんが、Webサイトを持っていないとこうなります。採用広告に使ったお金が、見事に無駄になりましたね。このような状況が続き、重い腰を上げざるをえなくなった企業が、Webサイトの制作を決意するのです。

Webサイトさえあれば求人広告は不要?

Webサイトを完璧に作ってしまえば、もう求人広告に頼らなくてもよいのではないか。求職者を直接、Webサイトに集客してしまえば、求人広告は不要になるのではないか。そんなご期待をされるかもしれません。ですが、残念ながらそんなことはありません。なぜなら、求職者はいきなり企業サイトにアクセスするのではなく、まずは求人誌や求職サイトのような情報が集まった場所で、たくさんの企業を比較して目星をつけるからです。

企業サイトがあっても、求職者はいきなりサイトにアクセスすることはありません。まさか、地元企業のWebサイトを1社ずつ確認して求人しているかどうかチェックする人なんていないでしょう。

  1. 求人媒体
  2. 企業サイト

順序としては1→2です。SEOによる直接集客はそもそもルートが違いますね。こればかりは、集客力のある求人媒体を使う必要があります。自社サイトは、社名で検索したときにきちんと検索結果に表示されるようになっていれば十分です。

応募者目線でコンテンツを作る

「応募者目線」なんて言い方をすると、なんだか難しそうに聞こえるかもしれません。ビジネス書に出てきそうな単語ですね。要するに、「企業が言いたいこと」よりも「求職者の役に立つこと」をきちんと掲載しましょう、ということです。

例えば、「やる気のある人大募集!」なんて書いたところで、応募者にとって役に立つ情報はひとつもありません。そもそも、多少でもやる気があるから応募するワケで、それ以上に不安が大きいはずです。応募者に「よし、オレはこの仕事に命をかける!」なんて覚悟を期待するのは酷だと思いませんか。

「うちの会社はすごい!」「うちの社長はエライ!」と誇示するのではなく(まあ、それはそれで効果がありますけど)、どうせなら、「待遇がいい」とか「仕事が楽しい」とか「世の中の役に立つ」とか、求職者にとって応募の決め手となることや、気持ちを後押しすることを書きましょう。不安を解消できそうな材料を見つけて書きましょう。もちろん、なんとなく漠然と書くのではなく、具体的な内容や根拠も掲載してそれらを証明しましょう。「安心です」と言わずに、「安心だと感じてもらえること」を書きましょう。

ありのままを伝える

普通、企業サイトは建前ばかりを並べていて、求職者もそれを前提とした上でWebサイトを見ています。それが普通なのかもしれませんし、そうしたい気持ちも分かります。だからこそ、思い切ってありのままを伝えてみたらどうでしょうか。

例えば、採用サイトによくある社員インタビュー。これ、セブンシックスだと、本人と1対1でインタビューを行います。で、雑談しながら、良いことも悪いことも全部正直に話してもらいます。事前に、本題以外のインタビュー内容は社長も含めて誰にも言わないと約束していますので、本当に2人だけの会話です。4つ5つの質問を聞くために1時間以上インタビューすることもあります。インタビュー後、できるだけ本人の言葉をそのまま、求職者にとって役立つ部分だけを切り取り、オフレコ部分は封印して、短くまとめます。これを、そのままWebサイトに掲載します。

人によって話し方のクセみたいなものがあって、そういうところまで文章に表せたら面白いですよね(多少、日本語がおかしかったとしても)。インタビューだけではありません。仕事風景の写真も、「こちらで勝手に撮影するので、普通に仕事していてください」みたいな感じです。体裁を整えるために、本当は話していない文章を追加したり、代役のモデルを立てることはありません。

このやり方は、実際に成果が出たサイトで用いた方法ではありますが、それが本当に良いのかどうかは私にもよく分かりません。場合によっては偉い人が許さないかもしれません。もし、あなたが将来、幸か不幸かセブンシックスに制作を依頼してしまったら、そのときは絶対に嘘がつけませんのでご覚悟くださいませ。

その他、あえて秘訣を言うならば

公開後、クライアントから「応募が増えた」とか「○ヶ月間で○人も入社が決まった」といった嬉しいご報告をいただきます。でも、私から言わせてもらうと、「その企業には最初からそれだけの魅力があった」のだと思います。そのことは、インタビューなどをしていても、働いている社員からひしひしと感じ取れます。それが、今までは求職者に上手く伝わっていなかっただけなのだと。私たちの仕事は、すでに存在しているビジネスをそのビジネスのまま、それを必要とする人たちに伝えることです。10を100に見せるのではなく、10の本当の魅力を知ってもらうことです。

求人しているということは、多かれ少なかれビジネスが順調な証拠です。人を増やす理由は、事業拡大であったり、将来への布石であったり、売上増加に伴うケースが多いですよね。もともと魅力的なビジネスなのですから、それをきちんと求職者に伝えましょう。それが、Webサイトを採用に活かすための秘訣です。

と、まあ、思いついたことを勢いで書きました。あまり参考になるか分かりませんが、何かのお役に立てば嬉しいです。

前田 大地

Designer / Developer

前田 大地

沼津高専中退。デザイン会社、システム開発会社を経てセブンシックスを設立。マーケティング、デザイン、テクノロジーに精通するオールラウンダーとして、県内の中小企業に向けた戦略型ホームページ制作を開始。一方で、都内代理店からの要請で大企業案件にも多数参加。企業が本当に必要とするホームページ制作とは何か、を日々探求している。

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